■黒くなることについて
まず、バナナが外部からの圧力などで中身まで黒くグニョグニョになっていたとしても
腐ってるわけでなくバナナの持つポリフェノールの一種であるタンニンの影響だから食べて大丈夫らしい。
ちなみに中身でなく皮に茶色や黒い点が出てきたり茶色がかってくるのは熟してきてる証で、でんぷん質が糖になって甘くなって食べごろだそうだ。(シュガースポット)
問題は冷蔵庫で保存した場合、
バナナは南国出身なので、熟す場合とは違い、徐々に寒さで細胞が死んで黒くなっていく(傷む)らしい。
追熟も止まる。(追熟とは収穫後に熟すること)
この場合、皮だけ黒くて中身が黒くなってなければ問題ないそうだ。
さらに冷蔵庫内で中身まで黒くしてしまったバナナを食べた人をネット上で一人発見したが、決しておいしくはないがなんとか食べれたらしい。
このことからバナナも当然生きているので、冷蔵庫で放置しておくと凍死させてしまうということが分かった。
どうしても冷蔵庫で保存する場合は房からちぎって一本ずつにし、ラップでくるむと中身まで黒くなるのをある程度防げるとか。
一本ずつにする理由は、自分で熟れようとエチレンガスという物質を発するそうなので
他のバナナのエチレンガスが影響しないように一本ずつにすると長持ちするらしい。
ちなみに、りんごを筆頭に他の野菜や果実もエチレンガスを発生するらしいので、近くに置いておくと早く熟れるそうだ。
エチレンガスとは植物の成熟促進ホルモンらしく、他野菜や果実にも相互に影響する。
りんごはとくにエチレンガスを発生させるらしい。
■腐ることについて
言葉を整理しようと思う。
最終的に腐敗に行き着くとして、それまでの過程は、傷む⇒発酵⇒腐敗という言葉で分別されるように思う。
発酵と腐敗は、どちらも細菌がたんぱく質などを分解しておこることらしいが、
人間にとって都合の良いものを発酵、悪いものを腐敗というらしい。
基本的に傷んで中身が黒くなった程度のバナナを食べて問題の出た報告はないらしい。
常温下で中身が黒ずんでドロドロになるほど傷んだ場合は、細菌によって腐ったとみなしてもいいみたいだ。
腐る直前、発酵してる時が一番甘くておいしいという意見もある。
以上のことを踏まえると、傷んで黒くなったりべちょっとなったくらいでは、そう簡単には人体に影響ないといえる。
参考として、今回ネットで調査した限りではバナナで食中毒という情報はほとんど無かった。
そして余談だが、
腐敗したものを食べたら食中毒になるわけではない。また、バナナ自身も毒を出さない。
ただ腐敗しているということは、その食べ物が細菌にとって増殖しやすい環境になっていることから、もし食中毒菌が外部から付着した場合、これもまた増殖しやすいことになる。
いずれにせよ、傷んでるを過ぎ発酵や腐敗といえる状態の食べ物においては、環境によっては食中毒菌が発生する可能性がないとは言えなく、胃の強度にも個人差があるから、
腐っているかどうか、また、腐ったものを食べるかどうかの境目は、自分の感性や経験に従おうと思う。
■保存について
バナナの保存方法は基本的に常温(15度以上)で、
また、ものに触れてる部分から傷むので、バナナスタンドや紐などで宙に吊るし、木に生っていた頃と同じ環境を用意してやるのがよい。
そして密閉した所でなく、自分のエチレンガスの影響をうけないようちゃんと呼吸しやすいよう風通し良い場所に置くとよい。
吊るせない場合、できるだけ胴体?部分に圧力をかけないよう房のままアーチ上になるように置くなどの工夫をする。
保存期間の目安としては、夏は3日程度、冬は1週間程度との情報があった。
どうしても夏場期間を過ぎそうな場合は上述した一本ずつにしラップで冷蔵庫がよい。
ちなみにバナナをむいた時にくっついてるスジ(維管束)は食べてよい。栄養を運ぶ役目があるので栄養を含んでる可能性が高いとのこと。
つまりまとめると、バナナを食べるにあたっては、
常温で風通しの良いところにものに触れないようできるだけ吊るして保存し、
皮にシュガースポットが出てきたころが食べごろで、黒い芯や傷みでグニョグニョになった部分も食べれる。
以上のことをゲーム開発を中断し一晩中調査していたが、後悔は微塵もない。
この日誌を書き始めて以来一番熱の入ったテーマがバナナとなってしまったことは、反省する必要があるように思う。
今後ともバナナと良い付き合いをしていこうと思う。
無性にバナナが食べたくなった。
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